「光コラボ」の登場で、固定回線による光インターネット料金は以前よりも安くなりました。住居や職場で長期に、継続的にインターネットを利用するには光回線が一番。
短期間または移転予定がある場合には迷います。
固定回線を短期解約するか、移転先でも継続利用できるか・・・
スマホのテザリングも使えますが、パソコンに接続すると思わぬ大量のデータを消費ます。数時間で1G超えも珍しくありません。
今回提案するのはWiMAX 2+の据置型ホームルーター。住居や事務所でも、固定回線代わりに使えます。
この記事では、コンセント(電源)があれば、どこでもインタネットが直ぐに利用できるWiMAX 2+のホームルーターをご紹介します。
UQ WiMAX
WiMAXとは、KDDIグループのUQコミュニケーションズ株式会社が提供する高速移動体通信。現在は、より高速になった「WiMAX2+」が提供されています。
「UQ WiMAX」はUQコミュニケーションズが直接サービスを提供するブランド名です。
※2020年10月1日よりUQコミュニケーションズのUQ mobile事業はKDDIが承継
「WiMAX 2+」はKDDI以外(プロバイダ)からでも契約できます。料金プラン(割引額)は各プロバイダで異るので要チェックです!


WiMAX 2+は4G LTEよりも、繋がりにくいケースがあります。それでも、月間データ量上限なしのプラン(ギガ放題)は魅力です。
※1Mbpsとは、YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度
詳細はUQサイト「3日間で10GB以上ご利用の場合の速度制限について」
WiMAX 2+端末を固定回線代わりに
WiMAX 2+端末には、LANケーブル(有線)接続できる機種があります。
WiMAX 2+を固定回線代わりに使うには、通信速度が向上するLANケーブル接続がお薦めです。
LANケーブル接続は次の2タイプで可能です。
- 据え置き型のホームルーター
- クレードル対応のモバイルルーター
※クレードルとは
モバイルルーターにLANケーブルで接続できる充電兼用台です。
WiMAX 2+据え置き型「ホームルーター」
固定回線代わりに特化するなら、バッテリーなし、ACアダプタ電源専用のホームルータータイプがお薦めです。
最新端末は、下り最大1.0Gbpsに対応。
※2019年1月25日時点では、東京都、埼玉県の一部エリアで提供。今後拡大予定。
HUAWEI「Speed Wi-Fi HOME L02」
2019年1月25日発売


下り最大速度 | 1.0Gbps(LAN接続時) |
製造元 | HUAWEI |
SIMカード | nano-SIM |
重量 | 約436g |
外形寸法mm | 約H178×W93×D93mm |
有線LAN規格 | Ethernet 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T |
無線LAN規格 | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯) IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
最大同時接続 | 最大約40台(2.4GHz:20台、5GHz:20台) |
NECプラットフォームズ「WiMAX HOME 01」
2018年10月30日発売
下り最大速度 | 440Mbps |
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 |
SIMカード | nano-SIM |
重量 | 約340g |
外形寸法mm | 約H155×W70×D100mm |
有線LAN規格 | Ethernet 1000Base-T/100Base |
無線LAN規格 | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯) IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
最大同時接続 | 計22台(LANポートx2台、2.4GHz:10台,5GHz:10台) |
HUAWEI「Speed Wi-Fi HOME L01s」
2017年12月15日発売
下り最大速度 | 440Mbps |
製造元 | HUAWEI |
SIMカード | nano-SIM |
重量 | 450g |
外形寸法mm | 約H180×W93×D93mm |
有線LAN規格 | Ethernet 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T |
無線LAN規格 | IEEE802.11ac/n/a(5GHz帯)、11n/g/b(2.4GHz帯) ※2.4GHz/5GHzは同時利用可能 |
最大同時接続 | 計42台(LANポートx2台、Wi-Fi SSIDx2x20台) |
USBポートはUSB電源として使えます。
前モデル「L01」はMicro SIMを利用します。
WiMAX 2+のスピードテスト
名古屋の某所より
google「インターネット速度テスト」にて、UQ WiMAX「Speed Wi-Fi HOME L01s」のスピードをチェックしました。
50Mbpsオーバー!
経験上、10Mbps以上あれば、事務作業程度なら全然支障がありません。
通信速度については時間帯によってバラつきがあります。スピードテストは何度か試み、ほぼ中央値を掲載。
インターネット速度については、テストサイトによっては数値が大きく異なります。
今回はgoogle「スピードテスト」を公表。
「BNRスピードテスト」の数値では10Mbps程度となりました。速度は絶対値ではなく、相対値として参考にしてください。
もちろん、速度はエリアによっても変わります。
WiMAX 2+ ベストエフォート速度
WiMAX 2+のホームルーターは「下り最大速度440Mbps」に対応しています。
この速度数値はベストエフォート。技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリアの対応状況により、下り最大220Mbpsまたは110Mbpsになります。
最新端末のギガスピード(1Gbps)ホームルーターは、LTEオプション(1,005円)の利用とLANケーブル接続が条件です。
LTEオプション料は「ハイスピードプラスエリアモード」を設定した月のみ発生します。
440MbpsタイプのWiMAX 2+ホームルーターは、固定回線代わりとしては十分な速度が期待できます。
WiMAX 2+のホームルーターはSIMフリー
WiMAX 2+で契約した端末は、解約後もSIMフリー端末として利用できます。
端末にAPN設定をすれば、格安SIMでも使えます。速度はSIM次第。ただし、WiMAX 2+程の通信速度は期待できません。
それでも、契約期間の縛りがなく使えるのは魅力です。
「BIGLOBE WiMAX 2+」なら、SIM単独での契約ができます。

WiMAX 2+サービスは、解約後も端末の利用価値が十分にあります。