楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」は、楽天回線対応製品で使うことが必須です。
申し込み時は、念押しの確認があります。
「Rakuten UN-LIMIT」は、製品+プランセットで利用するのが間違いありません。
とはいえ、SIM単独でも申し込みができます。公式対応スマホがなくても、試してみたくなるのは当然。1年間無料なので、使えれば儲けものですから。
早速、楽天モバイル公式サイトから「Rakuten UN-LIMIT」を申し込み!
手持ちのスマホで試してみました。
楽天回線非対応のスマホで使ってみた
Xiaomi Mi9TとHUAWEI nova3で「Rakuten UN-LIMIT」SIMを試してみました。どちらもデータ通信には問題がありません。楽天回線のバンド3に接続できます。
電話は楽天VoLTEに対応すると、デフォルトの電話アプリも使えます。
問題は「着信」。着信音が鳴ったり、鳴らなかったり。携帯か固定電話かで異なります。
通話とSMSが利用できる「Rakuten Link」アプリは、どちらもインストール後にSMS認証できました。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」は使えるバンドが限られます。当面はデュアルSIMの1つとして使います。データ通信は「楽天SIM」、通話は「格安SIM」です。
Xiaomi Mi9TにRakuten UN-LIMIT
Xiaomi Mi9T(Android10)に「Rakuten UN-LIMIT」。
技適マークのない海外スマホは、auのプラチナバンド18に非対応。「Rakuten UN-LIMIT」で接続できるバンドは楽天回線のバンド3だけです。
このバンド3、実によく繋がります。
ドコモのプラチナバンドにも対応しないMi9Tが、ドコモ系SIMではまったく繋がらないエリアでも、楽天回線なら繋ながりました。※画像参照
楽天回線エリアに限れば、プラチナバンドに非対応の海外スマホは、ドコモ系格安SIMよりも楽天モバイルSIMの方が使えるかもしれません。
Xiaomi Mi9Tで「Rakuten Link」を利用
Xiaomi Mi9T(Android 10)は「VoLTEを使用」のON・OFFが可能です。
おそらく楽天VoLTEに対応しているのだと思います。「VoLTEを使用」をONにすることによって、「Rakuten UN-LIMIT」のデータ通信が可能になります。
VoLTE通話が有効になると、Xiaomi Mi9Tデフォルトの通話アプリからでも発信できます(通話料が発生)。
着信は発信先の回線(固定or携帯)によって受信するアプリが変わります。固定電話からはデフォルトの通話アプリ、携帯からは「Rakuten Link」アプリで受け取ります。
困るのは着信音。かけてきた番号が携帯の場合は着信音が鳴りません。固定電話の場合は鳴ります。バイブも携帯の場合は2回振動するだけです。
携帯の着信に気づかないのは困る
電話として使うのは厳しい
Xiaomi Mi9TでSMSを利用
楽天回線では「Rakuten Link」アプリからのSMS送受信ができます。ただし、プッシュ通知に対応しません。
オンライサービス等の会員登録ではSMS認証コードが届きません。SMS認証に使えませんでした。
HUAWEI nova3にRakuten UN-LIMIT
※接続先回線切替はパートナー回線から楽天モバイル回線への接続先の切り替え
楽天モバイルの公式サイトによると、nova3(Android 8)は「Rakuten UN-LIMIT」が利用できません。
2018年にOCNモバイルONEのスマホセットで購入したnova3(Android 9)を「Rakuten UN-LIMIT」で使ってみました。
楽天回線エリアではバンド3、楽天回線エリア外ではパートナー回線のバンド18が繋がります。テザリングも問題有りません。
HUAWEI nova3で「Rakuten Link」を利用
HUAWEI nova3にRakuten SIMを入れると、「VoLTE通話」の設定項目が表示されません。
どうやら楽天VoLTEに非対応のようです。そのため、HUAWEI nova3デフォルトの通話アプリが利用できません。
「Rakuten Link」アプリからの発着信は可能ですが、かけてきた番号が固定電話(03など)の場合、着信音が鳴りません(繋がらない)。携帯番号(090など)は鳴ります。
クレカ審査の本人確認の電話にずっと出れませんでした
試しに固定電話からかけてみると、「電波が届かないか、電源が入ってない」とアナウンスされました。
HUAWEI nova3でSMSを利用
楽天回線とパートナー回線、どちらも「Rakuten Link」アプリからSMS送受信できました。プッシュ通知にも対応します。
オンライサービス会員登録のSMS認証コードは届きました。SMS認証に使えました。
Mi9Tとnova3のまとめ
Xiaomi Mi9TとHUAWEI nova3、どちらもデータ通信には使えます。
問題の「電話」と「SMS認証」をまとめると以下の通り。
VoLTE | 発信元 | 着信可否 | SMS認証 | |
---|---|---|---|---|
Mi9T | ◯ | 携帯から | △ | X |
固定から | ◯* | |||
nova3 | X | 携帯から | ◯ | ◯ |
固定から | X |
※Mi9Tは固定電話からの着信がスマホ標準のアプリに着信する(履歴はRakuten Linkにも残る)
携帯からの着信はどちらの端末も「Rakuten Link」アプリに着信します。ただし、Mi9Tは着信音が鳴りませんでした。
<参考>iPhoneはRakuten UN-LIMITが使える?
2020年7月8日より、iPhoneも「Rakuten UN-LIMIT」に対応しました。
利用できる機種は
iPhone SE,iPhone 11,iPhone XS,iPhone XR,iPhone 11Pro,iPhone 11Pro MAX,iPhone XS MAX
以上限定です。
楽天モバイルの公式サイト「ご利用製品の対応状況確認」に、iPhoneの対応状況も報告されています。
一例
その他の機種についても公式サイトから確認できます
楽天回線対応の端末をOCNモバイルONEで安く買う
データ通信だけなら楽天回線非対応スマホでも十分ですが、通話機能をフル活用したい場合は、対応スマホ購入するのが間違いありません。
楽天モバイルのセット購入は楽天ポイントが還元されてお得です。
セット購入でスマホが安く買えると定評の「OCN モバイル ONE 」でも、楽天回線対応のスマホと同じ機種がラインナップされています。※動作保証はありません
例えば、以下の3機種(デュアルSIM対応)でOCNモバイルONEにMNPをして、「Rakuten UN-LIMIT」のSIMをメインで使うのも良いかもしれません。
機種 | 楽天 | OCN | |
---|---|---|---|
OPPO A5 2020 | 26,182円 9,500 p | 18,000円* | |
OPPO Reno A* | 35,273円 9,500 p | 27,000円* | |
AQUOS sense3 plus* | 44,364円 9,500 p | 38,000円* |
AQUOS sense3 plusのROM:楽天モバイルは64GB、OCNモバイルONEは128GB
OPPO Reno AのROM:楽天モバイルは128GB、OCNモバイルONEは64GB
※OCNモバイルONEは他社から乗り換え(MNP)で上記金額から5,000円OFF、対象オプション同時加入で1,000円OFF。
XiaomiのMi Note 10 LiteをOCNモバイルONEで購入
Rakuten UN-LIMIT契約後、OCNモバイルONEのスマホセット、Xiaomi「Mi Note 10 Lite」を購入しました。
楽天モバイル公式スマホではありませんが、公式サイト「ご利用製品の対応状況確認」を見ると、特に問題がないので決めました。
Mi Note 10 Liteは、Mi9Tでは繋がらないドコモとauのプラチナバンドに対応。ドコモ回線でも、楽天パートナー回線でも使えます。
Mi Note 10 LiteのデュアルSIMトレイにRakuten UN-LIMITをセット。データ通信はMi9Tと同様に問題がありません。
懸念の「通話」について細かくリポートします。
Mi Note 10 Liteは楽天VoLTEに対応
<4G接続>VoLTEに対応
<WiFi接続>VoLTEと4Gが消える
Mi Note 10 Liteは楽天VoLTEに対応します。WiFi接続時はVoLTEが利用できないのでしょうか?
Mi Note 10 Liteから「発信」
Mi Note 10 Liteから電話発信。
4G接続時とWiFi接続時、ダイヤルアプリを「標準アプリ」と「Rakuten Link」に分けてテストしました。
標準アプリ | Rakuten Link | |
---|---|---|
4G接続 | 非通知 | 番号通知 |
WiFi接続 | 非通知 | 非通知 |
発信者番号が通知されたのは、4G接続のRakuten Linkだけです。
相手先がケータイ/スマホ、固定電話でも同じ結果です。
※186発信でも非通知解除できません
Mi Note 10 Liteに「着信」
Mi Note 10 Liteに電話着信。発信端末を固定電話とケータイ/スマホで分けてテスト。
固定電話→Mi Note 10 Lite(Rakuten UN-LIMIT)
着信音 | 番号通知 | |
---|---|---|
4G接続 | 〇 | 〇 |
WiFi接続 | 〇 | 〇 |
固定電話からの着信は全く問題がありません。
ケータイ/スマホ→Mi Note 10 Lite(Rakuten UN-LIMIT)
着信音 | 番号通知 | |
---|---|---|
4G接続 | (✕) | 〇 |
WiFi接続 | ✕ | ✕ |
Mi Note 10 Liteが4G接続の場合、着信音なし番号通知はあり。
※たまに着信音が鳴ります(原因不明)
WiFi接続の場合、着信音なし番号非通知。アプリから着信は確認できます。
結論
Mi Note 10 LiteのRakuten UN-LIMITは、通話に要注意です。
【注意点】Mi Note 10 Liteを楽天回線で使うには
楽天市場では、Rakuten UN-LIMIT2.0対応スマホとして「Mi Note 10 Lite」が販売されています。
Xiaomi製品一覧ページ(下部)には「楽天回線でご利用いただく際の注意点」が書かれています。
※ 楽天回線でご利用いただくには、システムアップデートが必要です。
お手元に製品が届き次第、WiFi環境下で最新のFirmwareをダウンロードしてシステムアップデートを行ってください。
アップデート完了後、SIMカードを挿入することで楽天回線をご利用いただけます。また、現時点ではRakuten UN-LIMITでの一部の機能はご利用いただけません。全ての機能をご利用いただくための更新プログラムの配信は8月中下旬頃を予定しております。
システムアップデートを行えば、上述の着信音問題は解決できるのかもしれません。
Xiaomiの楽天回線利用はシステムアップデート待ち
アップデート予定は当初6月末でした。ところが6月末-7月中旬頃に変わり、7月を過ぎると8月中下旬に延期です。
次も延期でしょうか?
気長に待つしかありません。来春までは無料ですから、仕方がありませんね。
9月、10月、11月になっても・・・
年を越し、1月になっても・・・