光インターネット回線「Bフレッツ」と「フレッツ・光プレミアム」は、サービス提供を終了しています。
NTTは現在、「フレッツ光ネクスト」に1本化。
次世代ネットワークを用いた高品質で安定性を確保したサービスは、最大概ね1Gbpsの回線速度です。
2015年より「光コラボレーション」がスタートしました。
光コラボレーションとはNTT東・西日本が、事業者に光回線を卸売りし、 事業者が光回線と接続サービスをセットにして販売することです。
今回、光コラボレーションと料金比較するため「フレッツ光ネクスト」の料金を調べてみましたが、複雑でよくわかりません。
なぜなら、地域(東・西日本)でサービス名が異なり、その上マンション規模や回線速度で料金が変わったり変わらなかったりするためです。
この記事では、NTT「フレッツ光ネクスト」マンションタイプの料金を東西別にまとめてみました。
NTT東日本 フレッツ光ネクスト
東日本の「フレッツ光ネクスト」は4タイプ
タイプ | 回線速度 | 配線方式 |
---|---|---|
ギガマンション・スマートタイプ | 1Gbps | ひかり |
マンション・ギガラインタイプ | 1Gbps | ひかり |
ハイスピードタイプ | 200Mbps | ひかり |
マンションタイプ | 100Mbps | ひかり以外 |
マンションタイプの各プラン
上記のプランは、同じ建物内で見込める契約数により更に3プランに分けれます。
基本料金はタイプとプランの組み合わせで決まります(複雑)。
- プラン1:8契約以上
- プラン2:16契約以上
- ミニ:4契約以上
フレッツ光ネクストの料金(回線使用料)
タイプ | プラン | 基本料金 | 2年割 | 解約金 |
---|---|---|---|---|
ギガマンション・スマートタイプ | プラン1 | 3,750 | -100 | 1,500 |
プラン2 | 3,350 | |||
ミニ | 4,350 | |||
マンション・ギガラインタイプ | プラン1 | 3,450 | ||
プラン2 | 3,050 | |||
ミニ | 4,050 | |||
ハイスピードタイプ/マンションタイプ | プラン1 | 3,250 | ||
プラン2 | 2,850 | |||
ミニ | 3,850 |
※ギガ推し!割引があれば:-200円(30ヶ月間割引)
20住戸あるマンションで「マンション・ギガラインタイプ」を2年契約した場合
基本料金:3,050-100-200=2,750円/月
※キャンペーン「ギガ推し!割引」適用
NTT西日本 フレッツ光ネクスト
西日本の「フレッツ光ネクスト」3タイプ
タイプ | 回線速度 | 配線方式 |
---|---|---|
マンション・スーパーハイスピードタイプ隼 | 1Gbps | ひかり |
マンション・ハイスピードタイプ | 200Mbps | ひかり |
マンションタイプ | 100Mbps | 全方式 |
マンションタイプの各プラン
料金は同じ建物内で見込める契約数により3プラン。
西日本の場合、基本料金はこのプランで決まります。
- プラン1:8契約以上
- プラン2:16契約以上
- ミニ:6契約以上
フレッツ光ネクストの料金(回線使用料)
回線速度で料金は変わりません
プラン | 基本料金 | 2年割 | 3年目以降 | 解約金 |
---|---|---|---|---|
プラン1 | 3,700 | -450 | -620 | 7,000 |
プラン2 | 3,200 | -350 | -520 | |
プラン3 | 4,500 | -550 | -780 |
20住戸あるマンションで「マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼」を2年契約した場合
基本料金:3,200-350=2,850円/月、3年目から2,680円
NTT東西フレッツ光の共通事項
「フレッツ光ネクスト」申し込み後、インターネット開通に向けて工事の準備に入ります。
工事の内容は、マンション共用部(MDF盤)から室内に光ファイバーケーブルを引き込み、宅内に光コンセントと回線終端装置(ONU)を設置。入居者の立ち会いが必要となります。
工事費用は契約者の負担で分割払い。
室内に「光コンセント」があり、光ファイバーケーブルが配線済みであれば、立ち合い工事はありません。
初期費用
NTT「フレッツ光ネクスト」契約の初期費用。
内訳は
契約料:800円
初期(派遣)工事費:15,000円(初回3,000円+2回目以降400円x30回)
※土日工事の場合は+3,000円
解約時の注意
分割払いの途中でフレッツ光を解約される場合、初期工事費の残額を一括で支払わなければなりません。
「にねん割」の更新月(利用期間満了月の翌月と翌々月)以外で解約された場合、解約金が発生します。
プロバイダとセット申込
上術の基本料金は、NTTの回線使用料。
インターネットを利用するには、接続会社(プロバイダ)との契約も必要です。
接続料は各社異なり、500~900円。支払先が別の各料金を合算した金額がインターネット料金になります。
インターネット申込はキャンペーンや割引を提供する「プロバイダ」経由で手続きを進めることが多く、料金の請求は別々になります。これとは逆に、NTT経由からプロバイダ申込も可能です。この場合、合算してNTTファイナンスからの請求となります(一部プロバイダを除く)。
フレッツ光+プロバイダの料金プラン
フレッツ光とプロバイダ料金の合計金額が「フレッツ光」サイトからシミュレーションできます。
まとめ
以上、NTTの「フレッツ光ネクスト」回線基本料をまとめました。
料金は単独でNTTとひかり回線を契約した場合です。インターネット利用にはプロバイダ(別料金)が必要なため、NTTはプロバイダパックも提供しています。
2015年にNTTの光回線卸売りが始まり、ひかり回線は自由化されました。
NTTの光回線とプロバイダサービスを同時に提供する「光コラボ」が誕生し、インターネット代が安くなりました。
この記事で紹介したNTTの「フレッツ光ネクスト」基本料金で契約すると、おそらく光コラボよりもインターネット代が高くなります。
それでも、光コラボは「本当に安いのか?」
疑問を持たれた方は、ぜひご確認ください。