2015年にNTTの光回線卸売りが始まり、「光コラボレーション(光コラボ)」が誕生しました。
光コラボの主な事業者は、携帯電話会社とプロバイダです。
光コラボは、NTTの「フレッツ光」を借り受け、各コラボ事業者が独自に接続料金込みのインターネット回線サービスを提供。回線の速度・品質は「フレッツ光」のまま。料金の1本化により、従来よりもシンプルにインターネット契約ができます。
従来の「NTTフレッツ光回線+プロバイダ」で契約されている方も、プロバイダを変えることなく、工事・解約金等もかからず光コラボに変更(転用)できます。
※転用は任意です。悪質な勧誘に注意!
光コラボの月額料金はシンプルです。
一方の「フレッツ光+プロバイダ」料金は、NTTの料金体系が複雑な上、プロバイダ料金を組み合わせると大変複雑です。
光コラボは、従来のフレッツ光+プロバイダ契約より安いです。ただし、光コラボ事業者は想像以上に存在し、なかには巧妙に割高な契約の転用を勧める事業者もいるのでご注意ください。
光コラボレーション事業者
光コラボ事業者は、携帯キャリアやプロバイダだけではありません。
調べてびっくり!
2017年12月で、なんと688者も!
聞いたことがない会社ばかりです。
事業者になる条件は「電気通信事業者の届出を行っている」こと。2015年時点で電気通信事業者は17,000者。まだまだ増える?
光コラボレーション事業者リストをNTTサイトで公開しています。興味のある方はどうぞ。
光コラボの悪質な勧誘に注意
たくさんの光コラボ事業者がいるわけですから、中には不適切な販売勧誘を行う事業者もいます。
総務省は
「光アクセス回線サービスの卸売を受けて提供するサービスの不適切な電話勧誘についての注意喚起」H27.12.4に公表。
NTT東西が光コラボレーションモデル(光回線サービスの卸売)を開始し、「転用」という簡易な手続により、NTT東西からのサービス乗換えが可能となっています。多くの事業者が「卸売」を利用したサービスを提供する一方、不適切な電話勧誘等により、契約を巡るトラブルが発生しています。
注意すべきポイント!
①契約先の事業者が変わります。NTT東西との契約が解約となり、新たに乗換え先事業者との契約になります。オプションサービスは、サービスによっては、引き続きNTT東西から提供されます。オプションサービスの扱いは乗換え先の事業者により異なるので、詳細は事業者に確認してください。②今のプロバイダに契約解除の申込みが必要な場合があります。プロバイダを解約すると、通常、付与されているメールアドレスは使えなくなり、継続して使うには別途料金が必要です。また、プロバイダの契約解除料(違約金)が発生する場合があります。③乗換え完了後に解約すると、契約解除料が発生することがあります。また、NTT東西のサービスに戻したり、更に別の事業者に乗り換える場合、電話番号が変わったり、工事が発生することがあります。乗換え先事業者と契約した状態になるので、NTT東西に再度戻るのにも、更に別の事業者に乗り換えるのにも、乗換え先事業者との契約を解除して、新たに別の契約をすることになります。
①転用承諾番号の取得をお願いする勧誘電話にご注意ください。• NTT東西から、転用や転用承諾番号の取得をお願いすることはありません。NTT関係の連絡を装って、転用承諾番号の取得をお願いする電話には注意してください。• 転用が完了すると、NTT東西との契約は解約になり、光コラボ事業者との新たな契約になります。• 一度転用が完了してしまうと、簡単には元に戻せません。高額な費用が発生することもあります。転用前に契約内容や提供条件を十分に確認しましょう。②高額な契約解除料(違約金)の請求にご注意ください。• 「料金が高くなった」などの理由で解約したいと思っても、高額な契約解除料(違約金)を請求される場合があります。• 内容が不明確で高額な分割払い契約を実質無料として契約させ、解約した場合に残債を一括請求する事業者もいます。契約内容が分かりづらいと思ったら、電話でそのまま契約せず、書面での説明を求めましょう。③光コラボレーションモデルは必ず料金が安くなるわけではありません。• 料金が変わらない、又は高くなってしまう場合もあり得ます。「安くなる」、「お得になる」といった勧誘を鵜呑みにせず、現在の契約内容や支払い状況を確認しましょう。• 既に契約してしまった場合でも、転用完了前までは無償で解約できる場合があります。不明な点があればすぐに事業者へ連絡しましょう。• 複数のオプションを付けられて高額な契約となることもあるので、契約内容をよく確認しましょう。
光コラボのまとめ
光コラボは、聞いたことがない事業者との契約は避けた方が無難です。実際、飛び込み訪問や営業電話を何度も経験しています。
光コラボの新規申し込みまたは転用は、インターネットからいつでもできます。探せば、好条件の事業者が見つかります。
本ブログでも、おすすめな光コラボ事業者を紹介しています。よろしければご覧ください。